メルボルンから行くエアーズロック③:メルボルンを一日まるっと観光
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メルボルン市街を一日観光
エアーズロックからジェットスターでメルボルンに戻りましたが、せっかくなのですぐには帰国せずに一泊したのちに一日メルボルンを観光し、その後帰国することにしました。
宿泊したのはメルボルンの中心の駅Southern Crossからほど近くにあるユースホステルです。海外のドミトリーに泊まったことがあれば、違和感なく泊まれます。
今回はこの日に回ったところのうち、特に興味深かった場所に絞ってご紹介します。なお、メルボルン市街にはトラムが走っており、ある一定のエリア内であれば完全無料で利用することができます。市街地中心部の観光地ならこれで回れるので、有効に活用するとよいです。
ビクトリア州立図書館
この図書館は1856年に開館したオーストラリア最古の図書館で、現在も多くの地元の人達に利用されています。蔵書数は約200万で、建物自体は古くても中はどんどんアップデートされています。内装も新しく綺麗でした。
図書館には閲覧室がいくつかあり、どの閲覧室でもインターネット環境と各席に電源が用意されていて作業にももってこいです。
一番特徴的なのがThe La Trobe Reading Roomで、放射状に閲覧席が並んでいます。ドーム状の屋根から太陽光が取り込まれ、全体的に明るく開放的でした。こんな図書館が地元にもあったらいいですね。
クイーン・ビクトリア・マーケット
メルボルン最大の市場で、生鮮食品から土産物まで幅広いものが手に入ります。広大な敷地は野菜・果物エリア、肉・魚エリア、加工食品エリア、服飾・雑貨エリアというふうに分かれています。山積みの果物の間を通って進んでいくのはなかなか迫力がありました。
雑貨エリアにはオーストラリアの小さな土産物をはじめ、なぜか蛍光色の安全着も売っていたりとかなり雑多でした。ここを適当にぶらつくだけでも面白いです。
加工食品エリアではその場で食べられるバーガーやサンドイッチ、ジュースなどを売っているお店があり、僕はミネストローネのスープを注文してみました。風が冷たかったので温まりました。
なお、クイーン・ビクトリア・マーケットではほとんどカードが使えないので、現金を多めに用意していったほうが買い物を楽しめます。
ブライトン・ビーチ
メルボルン中心部から郊外電車に乗って南下します。郊外電車に乗るためには「myki」というカードを購入してチャージしておく必要があります。日本のSuicaと同じですね。Southern Cross駅の改札前にあるKioskで購入して乗り込みます。Richmond駅でSandringham行きの電車に乗り換え、合計30分ほど乗車してBrighton Beach駅で下車、海岸沿いを歩いていきます。
10分ほど北に歩くと、カラフルな木造の小屋が並んでいるのが見えてきます。これがBrighton Beachで、この小屋はBrighton Bathing Boxesと呼ばれています。
この小屋はもともと女性が水着に着替えるときの更衣室として100年以上前に建てられたものですが、今やその用途には使われず、現在は地元の人達に分譲されて釣具や海のグッズを保管するために使われているそうです。
さまざまな模様の小屋があってどれも個性的。多くの観光客が「インスタ映え」な写真を撮っていました。
セント・キルダ
ブライトン・ビーチから電車で少し戻り、トラムに乗り換えて到着するのがセント・キルダ。根本から先までは歩いて10分はかかる大きな桟橋です。途中にはカフェとレストランがあって小腹を空かせたときには寄ることができます。
このセント・キルダ、実はペンギンが見られる場所として有名です。メルボルンでペンギンと言えば、中心部からバスで一時間弱行ったところにあるフィリップ島のペンギン観察施設のペンギン・パレードがまず出てきますが、中心部にほど近いこのセント・キルダでもペンギンに会うことができます。
桟橋が曲線を描いているところの内側は大きな岩が並んでいて、その隙間にペンギンの巣があります。桟橋から少し下りてその隙間を頑張って探してみると、毛づくろいをしているペンギンがいました。結構鋭い目をしていました。
ペンギンは日没近くの夕方になると巣に戻ってくるので、会える可能性が高いそうです。ペンギン目当ての場合はこの時間帯を狙うのがよいでしょう。
Eureka Skydeck 88
メルボルン中心部、川の対岸にあるユーレカ・タワーの最上階88階にある展望台で、メルボルン市街地を一望できます。展望台の高さは297mで、南半球で一番の高さだそうです。
今回訪れたのは日没後だんだん夜に移り変わる時間帯。空の色の移り変わりと市街の夜景が見事でした。展望台の足元には歴史あるFlinders Street駅があり、ひっきりなしに郊外電車が発着しているのを見ることができました。鉄道模型を見ているようでこれは飽きませんでした。
ちなみに、展望台には「エッジ」という体験メニューがあり、この展望台から外にせり出した、ガラス張りのキューブに入るという高所恐怖症お断りのプログラムです。これになぜか追加料金がかかるのですが、やっている人がいました。
ほか諸々
この他、項目に起こすほどではないものの様々なところを訪れました。残りは写真とそのキャプションで。