秘密の本棚

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アメリカ周遊⑥:ニューヨーク3日目

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朝食はパンケーキでしょう!

ニューヨーク滞在最終日の朝はしっかり食べようと思い、1日目に夕食を食べたBel-Aire Dinerへ。パンケーキのメニューがあったので、コーヒーと合わせてブルーベリーパンケーキを注文してみました。

コーヒーが運ばれてきたあと、まずマドレーヌのようなものが5個運ばれてきました。バターたっぷり、焼き立てでとても美味しかったのですが、これだけでもそれなりのボリュームが。その後パンケーキも運ばれてきましたが、想像の2倍くらいのサイズで仰天してしまいました。2人前でちょうどいいくらいでした。とても美味しくコストパフォーマンス良かったので、またニューヨークに行く機会があれば行こうと思います。

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パンケーキもアメリカサイズ

メトロポリタン美術館

朝食でだいぶお腹がふくれたところで、本日のメインのメトロポリタン美術館へ。ニューヨークに行くとなると欠かせないのではないでしょうか。世界最大級の美術館です。朝一番に行くのが吉だと思い、満を持して9時過ぎに到着。ところが僕にしてはめずらしく開館時間を一時間間違えてしまい、開館は10時でした。暇になってしまったので近くのセントラルパークをお散歩しました。

この日は雨が強くお世辞にもお散歩日和ではなかったのですが、緑豊かな公園の雰囲気を楽しめました。

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セントラルパークのしっとりした雰囲気

気を取り直してメトロポリタン美術館へ。入場料はCity Passに含まれているので、バーコードを券売機にかざすだけでチケットに交換できました。美術館の中の詳細は他のサイトに譲るとして、印象的だったものだけ。

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3歳児が描きそうな絵。3歳児の心を取り戻すのがいかに難しいかということなのか

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光の描かれ方がなかなかに巧み。

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古代系の展示はインパクトが大きい

だいたい2時間滞在しました。ゆっくり見ようと思うともっとかかるのでしょうが、ざーっと回りつつ面白そうなものをゆっくり観るくらいであればこれくらいで足りました。

ライドシェアアプリlyftを使ってみる

この日はだいぶひどい雨模様で、歩いていると足元から濡れてくるような天気でした。メトロポリタン美術館のあと、夜のミュージカルのチケットを買いにtkts Lincoln Centerに行く予定だったのですが、歩くには距離も長く地下鉄もちょうどいい路線がないので、それならばとライドシェアアプリlyftを使ってみることにしました。

lyftUberと並ぶライドシェアアプリで、基本タクシーと使い勝手は変わりません。スマートフォンで目的地を入力して手配を依頼すると、自動的に近くにいるドライバーが応答して迎えに来てくれます。運賃はクレジットカードでweb上で支払うため非常に楽です。新規登録すると$5引きのクーポンをもらえるので、運賃$6のところをわずか$1で利用することができました。タクシーよりもいつ来るかがわかりやすいので便利だと思いました。

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lyftの画面。ドライバーがどこに居るかが一目瞭然

アウトレットでお買い物

City Passで入れる施設を回りきったところで、少しお土産も探してみることに。洋服などをかなり安く売っている店があるということで、マンハッタンの南にあるCentury 21へ。ここは巨大なアウトレットのようなところで、各ブランドの服や靴が30%〜65%OFFで売られていました。

あまりにも安くなっていたので普段服などにはあまりそそられない僕でも購買意欲が湧き、靴下やらシャツやら下着やらを買ってしまいました。ちょうどスニーカーもボロくなっていたので、新しくすることにしました。別に特段いいものでもありませんが$20で買えたので良しとしましょう。

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新スニーカー(左,Levi's)と旧スニーカー(右,Vans)

ニューヨーク的雑貨を探す

衣料品を調達したところで、もう少しニューヨーク的なものを探す旅に。ニューヨークらしくスニーカーでも見てみるかということでKITHへ。ニューヨークを代表するスニーカーの販売店です。

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ショーケースが美しい

Century 21に行ったあとだったので少し値段がsteepに感じましたが、格好いいスニーカーが並んでいてそそられました。2Fにはなぜかアイスクリーム屋が入っていて、結構賑わっていました。

次に向かったのはすぐ近くのFishs Eddyという食器屋さん。可愛い食器が所狭しと並んでいました。特に僕が気になったのが数式がデザインしてあるマグカップです。

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ニューヨーカーにとってはヤコビアンも常識ということか

他にもニューヨークのランドスケープをあしらった食器類や、猫や犬の絵柄のマグカップなどが良かったです。なお、店内は日本人だらけでした(笑)。

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ほのぼの系の絵柄は日本人ウケが良いのか

夕食とミュージカルと

この日の夕食は中華街で取ることにしました。もともと贅沢にステーキでも食べようかと思っていたのですが、予想外にCentury 21に使ってしまったのでその反省です。中華街の真ん中にあるBig Wongというお店に入ってみました。中華料理として期待したとおりで、豊富なメニューがあって値段もリーズナブル。焼きそばと春巻を注文しました。実はワンタンスープがこのお店の名物だったらしいです。

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中華の安心感!

焼きそばが意外とボリューミーで大満足。ニューヨークのいいところは世界中の料理を気軽に食べられるところだと思いました(この点では東京も負けていないですが)。

さて夕食の後は午後一に取っていたミュージカル・シカゴを鑑賞しにタイムズスクエアへ。ニューヨークのブロードウェイで最も長く続いているミュージカルで、ぜひとも観たいと思っていたので無事に席が取れて良かったです。

舞台装置が豪華なアナ雪とは対称的に、舞台にはジャズのバンドとパフォーマーのみ。あくまで生身の人間の演技で勝負しようという心意気です。主人公を始めとして全員のパフォーマンスが素晴らしく、大満足でした。英語は口語やスラングがそこそこ多く全部は聞き取れませんでしたが、笑いを取っているところがわかったのである程度はついていけているということでしょう。行きの飛行機で映画を観ておいたのが大正解でした。

午後7時からのミュージカルは9時頃に終わり、ニューヨーク最後の夜はこれにて終了。大量の衣類をスーツケースに詰め込み、翌朝のフライトに備えました。

アメリカ周遊⑤:ニューヨーク2日目

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NYC Ferryで快適移動

ニューヨーク滞在2日目はやや慌ただしく各ポイントを回りました。まずはNYC Ferryに乗ってマンハッタンの南端まで移動。2017年から始まったフェリーですが、地下鉄と同じ値段でマンハッタンの東側の南北移動ができます。停車駅が少ないぶん、地下鉄よりもスムーズです。
www.ferry.nyc

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通勤で使いたい!

船も新造したようで非常に綺麗で揺れも少なく、通勤で使うには非常にいいと思いました。船の中に売店もありお菓子やコーヒーを購入することもできます。
あいにくの雨で外に出るには寒すぎましたが、マンハッタン橋やマンハッタンの高層ビル群などを望むことができました。観光のクルーズとしても使えると思います。

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かのウォール街。土曜日なので人は少なめ

フェリーの到着する港から歩くことおよそ20分、9/11メモリアル記念館に到着です。僕は当時まだ幼くほとんど記憶が無いのですが、同時多発テロの詳細や世界に与えた影響について学ぶことができました。スマートフォンにアプリを入れるとガイドとして使えるので便利でした。予想よりもじっくり見てしまいました。軽く見ても2.5時間くらいはかかります。

ニューヨークを空中散歩

9/11記念館から歩いてブルックリン橋を渡ってみました。1883年に建設されたニューヨークでも歴史ある橋で、アメリカで最も古い吊り橋だそうです。雨にもかかわらず多くの人がこの橋を渡っていました。2階建て構造で、上層を歩行者、下層を乗用車が通行します。

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猛スピードで自転車が通るので怖い

その後はH.I.S.ニューヨーク支店でCity PassのおまけのShake Shackのクーポン券をもらい、その足でそのままShake Shackに。$10もあるとハンバーガーに加えてレモネードも購入できました。

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Shake Shackのバーガーは小ぶり

次に向かったのは最近話題のハイライン。かつての高架鉄道を改修して歩道にしたもので、ビルの間を縫うような歩道で空中散歩を楽しめます。ちょうど晴れてきたのもあってとても多くの人で賑わっていました。

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気持ちのよい散歩ができる

そんなハイラインのごく近くに、2019年3月に完成したばかりの新名所Vesselがあります。船の形を模した高さ46mの建造物で、最上階には展望台があります。登るのには大行列でした(結局登ってはいません)。

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奇抜な形で目を引くVessel

展望台を制するものはニューヨークを制す

ニューヨークにはエンパイアステートビルロックフェラーセンターにそれぞれの展望台があります。City Passではどちらに登ることもできるので、せっかく天気も回復してきたということで両方に登ってみました。

ロックフェラーセンターの展望台Top of the Rockは時間指定制で、あらかじめ券売機で登る時間を指定され、その時間になったらエレベーター乗り場に行く方式でした。若干時間があったので下層でアイスクリームをぱくり。甘すぎるのか、日本のアイスクリームのほうが舌は合いました。

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Top of the Rockからの眺め。

こちらの展望台のよいところはなんといってもエンパイアステートビルが見えるところ。高層ビルが立ち並ぶニューヨーク市街地を望むことができます。言われてみればゴツゴツした岩肌のようにも見え、「Top of the Rock」の名前も納得です。

一方、エンパイアステートビルに登るのは完全に先着順。エレベーターを乗り換えて展望台まで登ります。あまり展望台が広くなくいので人でごった返していました。時間帯が夕方だったのですが、これはこれで違う顔を見られました。

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エンパイアステートビルから夕方の眺め。

ロープウェイに乗ってみる

マンハッタンの東側に位置するルーズベルト島とマンハッタンを結ぶ交通手段として、ルーズベルト・アイランド・トラムウェイというロープウェイがあります。クイーンズボロ橋に並行しており、ロープウェイで運河を渡ることができます。地下鉄と同じくMTAが運行しており、Unlimited Metrocardがあれば無料で乗れます。5分ほどの短い空中散歩ですが、ニューヨークの通りを見下ろすなどなかなか面白かったです。なにしろ無料なので時間があればぜひ乗ってみるべきです。

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このアングルで通りを見ることはなかなかない

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橋に並行するロープウェイ。

City Passに含まれていたクルーズで自由の女神を見て、エンパイアステートビル近くのコリアンタウンで夕食を調達し、今日の行程は終わりです。移動が多かったのでだいぶ疲れました。

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日本式のカレーをニューヨークのコリアンタウンで食べるというグローバルさ。
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自由の女神は上陸しないのであれば見るのは簡単。
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アメリカ周遊④:ニューヨーク1日目

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トロントからニューヨークへ短い空の旅

トロントからニューヨークへはバスや列車でも行けますが、ここは飛行機を選択。バスだと10~12時間、電車でも同じくらいかかるところを飛行機だと1.5時間で着いてしまいます。ちょうど東京と札幌くらいの距離感ですね。
 
朝6:30という早朝のフライトだったため、ホテルを出たのは3:30。この日は雨がザーザー降りで、前日の曇りがラッキーだったということに。カナダ・トロントのピアソン空港ではアメリカの入国審査を受けてから搭乗します(代わりにニューヨークでは国内線の扱いになり、入国審査がありません)。
 
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夜明けのトロントと空港で食べたフレンチトースト。
エア・カナダの運航で、途中水とクッキーが出ました。短距離のフライトでスムーズに到着しました。

空港からマンハッタンへ

到着したのはアメリカの国内線が多く発着するニュージャージー州Newark国際空港。日本からの直行便が到着するのはJohn F Kenedy国際空港で、場所が全く異なります。
 
マンハッタンへ行くにはシャトルバスを使うか、列車に乗るか、Uber等の配車アプリを使うかの選択。マンハッタンのホテルに宿泊する場合はシャトルバスが一番楽でしょうが、特に面白みもないのでもちろん列車。AirTrainというモノレールでNewark International Airport駅まで行ったあと、ニュージャージー州の鉄道会社であるNJ Transitの列車に乗ってマンハッタンまで30分弱の乗車です。こちらはトロントと違い電化されていて、座席数も多くて余裕で座れました。列車内外の表示がすべてセグメントディスプレイだったのが印象的でした。
 
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AirTrainとNJ Transit。本数も比較的多く便利

マンハッタンから宿泊場所へ 

ニューヨークのマンハッタンは世界の中でも指折りに宿泊料金が高く、コストパフォーマンスも悪いです。今回はマンハッタンから東に橋を渡った、クイーンズのアストリアという地区で宿泊することにしました。
 
アストリアは比較的治安がよい住宅街で、とても綺麗で落ち着いたところでした。マンハッタンからは地下鉄が通っており、30~40分程あればマンハッタンから到着することができます。後述するMetroCardを使えば簡単にアクセスできるので、多少時間を犠牲にはしますが、べらぼうに高いマンハッタンのホテルよりはコストパフォーマンスがよいのではと思います。
 
空港からの列車が到着するPenn Stationで、地下鉄に乗るのに必要なMetrocardを購入しました。これはSuicaの劣化版(これは自信を持って言えます!!)のようなもので、
あらかじめ料金をチャージしておいて改札を通るたびに料金が引かれるシステムです。
 
一方で7日間や30日間乗り放題で定額のバージョンも選ぶことができ、僕は7日間乗り放題($33)を購入しました。12回以上乗れば元が取れ、ふとした移動がしたいときに躊躇しないためにも乗り放題にしておきました。これでバスにも乗ることができます。
 

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Metrocardは券売機で簡単に購入できる
このMetrocard、改札に入る際に磁気部分をスワイプするのですが、このスワイプが速すぎても遅すぎてもダメで、絶妙な速度で通さないと通してくれません。しかも失敗すると後に続くニューヨーカーに舌打ちされます。厳しい世界です。
 
荷物を置きに地下鉄とバスを乗り継ぎ、宿泊場所へ。ここからニューヨークの探索が始まります。

アメリカのSIMカードを手に入れる 

街歩きをする際にはインターネットがあるのとないのとでは全く勝手が違います。地下鉄の各駅にはWiFiがあるので、地下鉄が張り巡らされたマンハッタンではあまり困ることがないような気もしますが、ここはストレスフリーに行きたいということで現地でSIMカードを購入することにしました。
 
ちなみにデータ専用のSIMカードを購入するのであれば日本で買っていったほうがかなり安いのでしたが、時すでに遅し…。 
 
近くのT-Mobile Storeに行ってパッと契約できました。10GBのデータ通信と無制限の電話・メッセージが付いて$40です。データ容量少なくていいのでもっと安くしてほしいというのが本音です。
 

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星の数ほどあるT-Mobile Store。どこに行っても変わらない

アメリカ自然史博物館へ 

ニューヨークを初めて観光するときにとても良いのがNew York City Pass。6箇所の施設の入場券がセットになったもので、バラバラに購入するよりかなりお得な上、入場券を買う列に並ばなくて済みます。セットになっているのは以下の6つです。
 
「とりあえず行く」ようなところがまとまっているので最初のニューヨークに向いているのではないでしょうか。公式サイトで買うと$132ですが、H.I.S.のサイトから買うと同じ値段でもスターバックスやShake Shackのギフトカードがもらえるので絶対お得です(ちなみにH.I.S.のニューヨーク支店では$122で買えるようでした)。
 
到着当日でとにかく疲れていたので気軽に見られるであろう自然史博物館に行きました。目玉はなんといっても恐竜です。とにかく広いので面白そうなところをかいつまんで見てきました。 
 
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多彩な展示がある中でも恐竜は一番の人気者

tktsで格安でミュージカルのチケットを入手

ニューヨークでぜひやっておきたいことの一つに、ブロードウェイでミュージカルを観るということがありました。屈指のレベルの劇場がタイムズスクエア近くの狭い範囲に集結しています。
 
このミュージカル、良い席で観ようとすると$100をゆうに超える値段になってしまうのですが、割引チケットを買うと良い席でも比較的リーズナブルに楽しめます。代表的ななのがtktsという団体で、20%~50%割引でチケットを販売しています。毎日当日のチケットを販売しているので観たいミュージカルのチケットが売り出されるかはその日になるまでわからないのですが、うまく取れればとてもお得です。
 
もともとオペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)やシカゴ(Chicago)を観ようと思っていたのですが、この日はアナと雪の女王(FROZEN)が売り出されていたのでそちらに飛びついてしまいました。ディズニーのミュージカルは英語がわからなくても筋が簡単にわかり、舞台装置がこんでいて楽しめると聞いていたからです。
 
前から7列目のとてもいい席で、割引率をメモするのを忘れてしまいましたが$85.70で取ることができました。tktsのオフィスはマンハッタンに3箇所あるのですが、タイムズスクエアは行列が長いと聞いていたのでLicoln Centerというところに行ったところものの5分ほどで買えてしまいました。
 

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tkts Lincoln Center。屋内なので悪天候でも安心

FROZEN

ミュージカルは夜8時から。移動で疲れていたのでいったん仮眠をとってから向かいました。劇場はこじんまりしていてステージとの距離が近いのが印象的でした。簡単なミュージカルということで小さな子供の観客もちらほらいました。定刻より少し遅れてミュージカルは開演。
 
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ディズニーのミュージカルは他にライオンキングとアラジンがある
 
やはり舞台装置は圧巻でした。大型のセットがバンバン動き、照明効果も多彩です。衣装が一瞬で変わる演出など、わっと言わせる舞台効果が盛り込まれていました。観客とのコミュニケーションが密で、観客のいいリアクションがあって初めて成り立つというのが映画との大きな違いだと感じました。カーテンコールでは観客みなスタンディングオベーション。この劇場の一体感こそミュージカルでしか味わえない感覚で、一方向の映画とは決定的に違いました。
 

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夜のタイムズスクエア。人でごった返しているというほどでもなかった

リーズナブルにディナー

ミュージカルが終わったのが10時頃で、地下鉄で宿泊場所まで戻って11時過ぎ。近くに24時間営業のレストランBel-Aire Dinerがあるのでそこで食事をとることにしました。朝食からディナーまで幅広くメニューが有り、日本のファミレスに似た感じでした。
 
この日はエビの味付けしたものを炒めてご飯と一緒にいただくギリシャ料理。サラダやパンも付いて$16と、物価の高いニューヨークでは良心的設定です。気分が上がっていたのでアメリカを代表するビールであるBudweiserを頼んでみました。Coronaに近い軽さのビールで、夏の暑い日に飲むにはピッタリだと思いました。
 

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美味しいが一皿一皿ボリューミーで重い。
これで長い長い一日の終わりです。3時に起床して、床についたのは翌1時でした。

アメリカ周遊③:ナイアガラの滝

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トロントから列車でGO

トロントといえばナイアガラの滝。ということで丸一日使ってナイアガラの滝に出かけます。トロントとナイアガラの滝はおよそ120km離れており、バスや列車で2時間ほどかかります。空港近くのホテルに宿泊しているので、まずはシャトルバスで空港に向かい、そこからさらにトロント中心部まで出て、ナイアガラの滝に向かいます。

空港からトロント中心部まではUP Expressという列車があり、およそ25分で到着します。途中3駅しか止まりません。車内は広々としていて快適でした。

列車が動き出した瞬間、ゴーーという音がしたのを聞いて、これが気動車だと気づきました。トロント中心部まで行ってもまったく電化されておらず、すべてディーゼルカーで運転されていました。これだけの都市で電化されていないのは少し意外。

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Union Station。空間デザインがうまい。

トロントの中心駅Union Stationはカナダで最大の鉄道駅で、各会社の列車が頻繁に行き来していました。駅の造りが非常に美しく、とくにGreat Hallと呼ばれる場所は大理石でできた巨大空間で、ガラスで採光がなされており明るかったです。

Union Stationからナイアガラの滝駅まではカナダの鉄道会社VIAが運行する列車に乗り込みます。実はこの列車はアメリカのニューヨークまで直通しており、乗り通すと片道12時間かかります(途中でアメリカ入国で2時間ほど停車するそうです)。それもあってこの列車はアメリカAmtrakの車両。カナダでAmtrakに乗るのはなかなかにレアです。車内の雰囲気は新幹線のビジネスクラスさながらで、シートの横幅が広かったです(シートピッチは少し狭めでしたが)。

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Amtrakの車両。シートの幅がアメリカン仕様。

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食堂車とキッチン。軽食がリーズナブルな値段で購入できる。

列車は8:20にトロントUnion Stationを出発し、およそ2時間でNiagara Falls, CA駅へ。この日は非常に霧が濃く、本来であればトロントの湖が見渡せる場所も全く視界が利きませんでした。列車は直線区間がかなり多いはずなのですが謎の徐行をしている区間もあり、本気を出せば1時間半くらいで着くと思うのですが謎でした。

ナイアガラの滝エリアの周遊

ナイアガラの滝駅とはいえ、ナイアガラの滝からは徒歩30分以上離れた場所にあり、徒歩で向かうのは厳しいです。そこで登場するのがナイアガラの滝エリアを巡っているWEGOというバス。一日$9で何回でもバスに乗り降りできます。運行頻度もそれなりにあり便利でした。

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WEGOバス。交通はこれに任せて問題ない

ナイアガラの滝駅からGreen Lineに乗って5分ほど、アメリカとカナダをまたぐ橋Rainbow Bridgeのたもとで下車しました。

徒歩でアメリカに入国

島国の日本に住んでいると、「国境をまたぐ」ということはかなりの確率で空港で入国審査を受けることを意味します(例外としては韓国とのフェリーなどがあります)。一方ナイアガラの滝は、カナダとアメリカのちょうど境目に位置し、橋を渡ることで互いに行き来することができます。カナダ側からアメリカ側に渡り、アメリカ側でナイアガラの滝を観たあと、再度カナダに戻ることにしました。

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カナダとアメリカをまたぐレインボーブリッジ。両国側にそれぞれの入国審査場がある。

カナダ側もアメリカ側も、基本的に国を出る際には審査がなくそのまま通過できますが、入国する際に審査があります。したがって、万が一パスポートを忘れて橋を渡り始めてしまうと、どちらの国にも入れないという事態になってしまいます笑。入国審査は空港で受けるものとほとんど同じで、すぐに終わりました。

Niagara Falls State Park

アメリカ側の土地はNiagara Falls State Parkという国立公園に指定されています。実はアメリカ国内で最初にできた国立公園です。この地域は以前開発の歴史があり、以前は水の落差を利用して工場が建設されナイアガラの滝の景観が損なわれていましたが、先人の尽力でそれらを取り壊し景観の復活が行われ、現在の状態になったそうです。また、テスラが発明した交流の発電所を建設したのはここが初めてだそうです。

国立公園内には滝の展望台が数箇所あるのと、Maid of the Mistという遊覧観光船、Cave of the Windsという滝壺体験がメインです。5月初めは滝にまだ雪が残っており、Maid of the Mistの運航がなく、Cave of the Windsも縮小版になっていました。橋を渡って島に渡り、Cave of the Windsを目指しました。川には氷の破片が浮いていて、まだまだ春は来ていないようでした。

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氷が流れるナイアガラの滝

Cave of the Windsはまず入り口で歴史を紹介するビデオを観た後に、エレベーターで降りて滝壺へと繋がる歩道に向かいます。ところがこの歩道、カモメの一大繁殖地になっているようで、大量のカモメが頭上を飛んでいて歩道の左右にもかなりの数が停まっていました。すると当然何が起こるかというと、頭上からカモメの落とし物が頻繁に降ってきます。あまりにも多いので持っていた折り畳み傘をさして歩きました。雨を覚悟して持ってきていた傘がこんな形で役に立つとは。

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迫力はあるが、びしょびしょというほどではない

肝心の滝壺ですが、やはり縮小版であまり近づけなかったのが残念。夏に来るべきでしょう。

意外にも良かったのが公園内にある展望台です。入場無料で、突き出した展望台からナイアガラの滝を望むことができました。

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公園内の展望台からの眺め。

カナダ側にて昼食

再度Rainbow Bridgeを渡ってカナダに戻ります。こちら側からはまた違った角度でナイアガラの滝を望むことができます。ただ、水しぶきに隠れてしまって見えていないところも多かったです。もう少し日が差していると水しぶきが蒸発してよく見えたのではないかと思われます。

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カナダ側から。日差しが欲しい…。

2時を回ってお腹も空いてきたのでご飯探し。レインボーブリッジのすぐたもとにあり、巨大なギターの看板が目立っていたHard Rock Cafeに入りました。わりとアメリカのどこにでもありますね。入ってみるととてもおしゃれな雰囲気で、バーカウンターに通されたのでついついサングリアを頼んでしまいました。フードはハンバーグを注文。

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異常に大きい看板でさすがに誰でも気になる。

ボリューム満点のハンバーガーで、かなり肉肉しかったです。付け合せのポテトと合わせて腹十二分目くらいにはなりました。

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お酒の誘惑には気をつけたい。

最速級の急流を間近に観察

お腹も一杯になったところで、バスで移動して駅に戻ります。少し時間があったのでWhite Water Parkという、急流を間近に観察できる場所に行ってみることにしました。地上からエレベーターで川岸に降りると、川のすぐ横に木道が整備されておりそこを歩くことができます。ナイアガラの滝を通過した大量の水がすべて通り、流速は時速60km/hに達します。川の流れる速さには6段階のグレードがあるようですが、ここはその中でも最速級です。万が一流されてしまったらどうすることもできないような急流で、迫力満点でした。

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近づくといかに急流かがよく分かる

アメリカのアウトレットに寄り道

帰りは列車ではなくバスでトロントへ。megabusというバス会社を利用しましたが、予約のタイミングが良かったのか片道$5(400円強)で取れてしまいました。至って普通の大型バスで、特筆することはありませんでした。トロントまでいくつか停まりますが、ホテルの位置関係上、途中のMissisaugaで下車。大型ショッピングモールの目の前で、せっかくなので見ていくことにしました。

NikeやPUMAといったブランドのアウトレットモールで、平日にもかかわらず人が入っていました。せっかく来たのに何も買わないのももったいない気がしたので、Calvin Kleinのアウトレットで下着を買いました。箱がだいぶぼろぼろになっていましたが、安いので良しとしましょう。

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広々としたアウトレット。フードコートも充実

ここを離れる前に、夕食としてサブウェイでサンドイッチを調達しました。貴重な野菜の摂取源ですね。サブウェイだから安心と思っていたら、サブウェイすらアメリカンサイズだったので驚きました。日本のサブウェイもこのサイズにして欲しいかも。

最後に路線バスに乗ってホテルまで向かいました。お釣りが出ないのでちょっと損しました。

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