AtCoder Beginner Contest 112
AtCoder Beginner Contest 112 - AtCoder
A - Programming Education
考察
の値が1の場合は文字列を出力し、2の場合は計算をする問題。の値に応じて処理するだけ。
コード
int main(){ int n; cin >> n; if(n==1){ cout << "Hello World"<< endl; }else{ int a,b; cin >> a >> b; cout << a+b << endl; } return 0; }
B - Time Limit Exceeded
考察
制限時間に対し、個のコストと時間をもつ経路があり、制限時間内である経路のうち最小のコストを求める。ループで個すべての経路に対して制限時間内かどうかを判定し、最小コストを更新していけばよい。
コード
int main(){ ll n,t; cin >> n >> t; ll cost_min = INF; REP(i,n){ ll c,t1; cin >> c >> t1; if(t1<=t&&c<cost_min){ cost_min = c; } } if(cost_min==INF){ cout << "TLE" << endl; }else{ cout << cost_min << endl; } return 0; }
C - Pyramid
問題
考察
平面上の各点に高さが与えられていて、ある点を中心としたピラミッドのようになっているとき、点の座標における高さからピラミッドの中心と高さを求める問題。
ピラミッドの中心は100×100マスの中のいずれかなので、ここで全探索が可能である。各点の高さは0以上に変換されてしまうことに注意して、点のうち最も高さが高い点の座標と高さを保持しておき、その点を基準としてピラミッドの高さを計算する。あとは他の点が矛盾ないかどうかをチェックしていけばよい。
コード
int main(){ int n; cin >> n; int x[n], y[n]; ll h[n]; ll max_h = 0, max_x, max_y; REP(i,n){ cin >> x[i] >> y[i] >> h[i]; if(h[i]>=max_h){ max_h = h[i]; max_x = x[i], max_y = y[i]; } } for(int cx = 0; cx <=100; cx++){ for(int cy = 0; cy <=100; cy++){ ll ch = max_h + abs(max_x-cx) + abs(max_y-cy); REP(i,n){ if(h[i]!=max((ll)0,ch-abs(x[i]-cx)-abs(y[i]-cy))){ goto next; } } cout << cx << " "<< cy <<" " << ch << endl; return 0; next:; } } return 0; }
D - Partition
考察
自然数が与えられ、個の自然数の和がとなるようにするとき、の最大公約数の最大値を求める。
最大公約数を、をで定めるとき、はと書き換えられる。左辺は以上なので、は以下である必要があり、逆にこれが満たされればを定めることができる。よって求めるべきは以下の最大のの約数で、以下で探索できる。
コード
int main(){ ll n,m; cin >> n >> m; ll i_max = 1; for(ll i = 1; i*i<=m; i++){ if(m%i==0){ if(i<=m/n){ i_max = max(i,i_max); } if(m/i<=m/n){ i_max = max(m/i,i_max); } } } cout << i_max << endl; return 0; }
雑感
ひさびさに参加。Cは落ち着いて考えたら行けた。逆にDで取り返そうとして焦ったらTLEとWAを量産してしまい、Dで3ペナルティ。longのところをintと書いた自分を殴りたい。
室堂から立山お手軽登山
北アルプスの代表格
9月初旬に北アルプスの立山に登ってきました。北アルプスの北端に位置し、3000m超の山では日本でも一番北にあるそうです。立山黒部アルペンルートは何回か行ったことはありますが立山に登ったことはなかったので以前から行きたいと思っていましたが、今回ようやく叶いました。
立山黒部アルペンルートからアクセス
立山は立山黒部アルペンルートの途中にある室堂から登るのが一般的です。立山黒部アルペンルートは長野県の信濃大町と富山県の富山の間を結ぶ、バスやケーブルカー、ロープウェーからなる交通ルートで、雪解けが始まる4月下旬からは高い雪の壁の中をバスで進む「雪の大壁」、夏の間は立山登山やハイキング、9月から10月にかけては弥陀ヶ原や室堂の紅葉と、四季折々見どころが尽きません。
今回は長野県の信濃大町から富山に抜けるルートにし、まず中央線特急あずさで信濃大町へ。大糸線直通の特急が朝方に一本設定されていて、新宿から乗り換え不要で便利でした。信濃大町からはバスとトロリーバス、ロープウェー、ケーブルカーと乗り継いで室堂へ。途中には黒部ダムがあります。
新宿を7:30に出発し、途中昼食をはさみつつ乗り継ぎ、室堂についたのは14:30。やはり遠いです…。この時間からでは行動しようにもできませんから、宿泊先に向かいます。
室堂にはホテル立山という超豪華なホテルがあって有名ですが、お値段もゴージャスなので近くにある山小屋「雷鳥荘」に泊まることにしました。この雷鳥荘、室堂からはやや距離があり徒歩30分ほどかかります。とはいっても室堂の周辺はスニーカーでも歩けるように石畳になっているので比較的歩きやすいです。この日は天気があまり優れませんでしたが、天気が良ければみくりが池に映る立山を望むことができるそうです。
雷鳥荘は地獄谷のすぐそばにあり、館内にはきれいな温泉があります。普通山小屋にはシャワーすらないので、これは嬉しいポイント。普通の大浴場と温泉の2つ浴槽がありました。また山小屋にしてはご飯もかなり豪華で、山小屋というよりは温泉旅館といった感じでした。
まずは石畳を登る
温泉でしっかり体力を蓄え、翌朝立山登山に向かいました。一晩経っても雲が厚いままでしたが、荒れることはなさそうだったので出発しました。
室堂から山頂までは片道2時間とそれほど長くはありません。最初は石畳を少しずつ登っていきます。ひたすら石畳を歩いていくと、1時間ほどで鞍点の一の越に到着します。ここまでの標高差はおよそ300m。
後半はガレ場
一の越から山頂までは石畳からは打って変わって大きな岩が転がったガレ場を登っていきます。斜面も急になり、ペースを落としてゆっくり進んでいく必要があります。底の厚い登山靴の準備が必須です。
ガレ場を登っている間、雲の切れ間が見えたタイミングもありましたが山頂についたときは完全にガスの中。天気には逆らえないものだなぁ…とつくづく感じました。
山頂でお祓いをしてもらう
立山は白山・富士山と並んで日本三霊山の一つとされており、古く山岳信仰が盛んな山です。立山の山頂には雄山神社があり、そこでは500円でお祓いをしていただくことができます。
受付でお祓いの代金を支払うと熊よけの鈴を受け取ることができ、登山リュックにつければすぐに使えます。順番を待って雄山の山頂までさらに登り、お祓いをうけます。
山頂の岩の上に座り、およそ5分間のお祓いをしていただきます。じっと体育座りをして終わるのを待ちます。周りに遮るものがなにもないので風が吹き付けて結構寒かったです。そしてお祓いがちょうど終わった頃…
なんとちょうどお祓いが終わって目を開けたところで、雲が切れて晴れ間となりました!目の前に広がる室堂とその奥の富山湾を見渡せ、とても感動的でした。タイミングも絶妙で、神様の力を感じずにはいられなかったです。
お祓いの後はお神酒を少しいただき、終了となりました。
その後
下山は全く同じ道を通って室堂に向かいました。下りはガレ場が滑りやすいので要注意です。およそ1時間半ほどで室堂に戻ることができました。
室堂からは富山方面に抜けますが、途中の弥陀ヶ原でバスを途中下車して少し散策しました。
弥陀ヶ原はさまざまな高山植物が自生しており、ガイドに案内してもらいながら1時間半ほど散策しました。風が吹き抜けて非常に気持ちが良いところです。
秋は紅葉が非常に綺麗だそうで、ぜひその時期にも行ってみたいです。
今回は室堂から立山山頂まで手軽な登山でしたが、それでもガレ場は短いながらも本格的でした。立山の山頂から見た景色は忘れられないですね。
日光白根山で関東一早い紅葉を見る
関東の紅葉の先駆け
時間が過ぎるのは早いもので、今年ももう10月です。旬の果物も多くなってくる時期ですが、山では紅葉シーズンが到来します。以前紹介した燕岳ではすでに紅葉がかなり進んでいるようです。
僕も今年はどこかに紅葉を見に行こうと思っているのですが、今回は昨年紅葉を見に行った日光白根山をご紹介します。日光白根山は群馬県と栃木県の県境に位置する標高2,578mの山で、関東地方では一番早く紅葉を見られる場所として知られています。
アクセス
日光白根山に行くには、関越自動車道を経由して群馬県からアクセスするか、東北自動車道を経由して栃木県からアクセスするかのいずれかです。栃木県からのアクセスは日光のいろは坂を通ることになるので、道が空いていれば群馬県からが楽かと思います。新幹線の上毛高原駅からバスも出ているようです。
日光白根山にあるスキー場、丸沼高原スキー場に向かうと麓からロープウェーに乗ることができます。ロープウェーは紅葉の時期はかなり混雑するので、できるだけ朝早く出発するのがよいです。
山の紅葉の大きな特徴として、山頂周辺から順番に麓まで色づいていくことがあります。訪問した時期はちょうどロープウェーのあたりが色づいているところでした。年によって紅葉の進み具合は違うので事前に調べておくのがよいですね。
せっかくなので山頂まで登山
ロープウェーを降りると目の前には日光白根山の山体がどっしりと構えています。ロープウェーの山頂駅から山頂への往復はおよそ5時間。標高差こそそれほどありませんがやや長い行程なので、しっかりとした装備で行くべきでしょう。ちなみにロープウェーの山頂駅前の広場には展望台を兼ねた足湯がありました。
山頂駅からしばらくは樹林帯の中を進んでいきます。しばらくすると二荒山神社があるので、登山の安全を祈願。このあたりは冬になると雪で埋もれてしまうようです。
樹林帯は1時間続き、この間に少しずつ標高を上げていきますが大した上りではなく、散策路も兼ねられています。森林限界を超えるとようやく視界がひらけ、本格的な登山になってきます。
登山道はやや大きめの石が転がっているような道で、スニーカーでは歩きづらくやはり登山靴がないと大変でしょう。やや急な勾配を登っていき、少し休憩しようと後ろをふと振り返ると赤や黄色に染まった山肌が見えていました。
山頂付近は岩のサイズも大きくなってますます歩きづらいですが、登りきると山頂は小さなカルデラのようになっていました。火山であったことをうかがわせています。
山頂からは眼下に紅葉が進んだ周辺の山々を望めるほか、眼下には五色沼というブルーの湖がきれいに見えていました。日曜日ということもあり登山者で山頂はかなり賑わっていました。
山頂からはロープウェーの山頂駅まで戻っていきますが、同じ道の往復以外にもコースがいくつかあり、時間の余裕に応じて選ぶことができます。帰路は山を背にすることになるので周辺の紅葉をますますよく見ることができます。2時間弱でロープウェーに戻ってきます。
シメは温泉
日光白根山の登山はロープウェイを使ってしまえば大したことはありませんが、それでも戻ってくるとどっと疲れが出ます。こういうときは温泉に限ります。
ロープウェーの麓駅には日帰り温泉が併設されているので、ロープウェーを下りたら即汗を流すことができます。手軽で楽チン。時間がなくてもさっと入れるのも魅力です。僕もこの温泉を利用しました。ただ、時間に余裕があれば周辺にある日帰り温泉に行くのもよいでしょう。道路沿いにいくつか露天風呂の看板を見ました。
温泉に入ったらあとは帰るだけですが、せっかくなので日光を経由して日光の紅葉も見ていくことにしました。有名ないろは坂も通っていきます(僕は記憶の限り初めて通りましたが、急カーブの連続で面白かったです)。運転しながらだとゆっくり写真を撮っている余裕はないですが、紅葉のトンネルを通っていくようなところもあって楽しめました。日光の湯元あたりに一泊するのも良かったなとも思いました。
今年はあまり遠くないところで紅葉を見に行こうと思っています。奥多摩とか丹沢あたりですかね。
乳頭温泉「鶴の湯」で雪見風呂!
東北を代表する秘湯の温泉郷
今年の3月初め、秋田県の乳頭温泉郷を一泊二日で訪問しました。温泉が豊富な東北の中でも、特に有名なところです。3月初めの東北はまだまだ厳冬期。雪が吹き荒れる中、新幹線で田沢湖駅まで向かいました。
東京から田沢湖までは3時間足らずで着いてしまうので、下手したら松本あたりとあまり変わりません。新幹線は速い。
「湯めぐり帖」で七湯巡り
乳頭温泉郷には鶴の湯・妙乃湯・黒湯・蟹場・孫六・大釜・休暇村の7つの温泉があり、「湯めぐり帖」(¥1800)を買うことでこれらすべてに入浴することができます。この湯めぐり帖は宿泊者限定の販売なので、まずバスで宿泊先の鶴の湯に向かって湯巡り帖を購入し、その後無料で利用できる巡回バス「湯めぐり号」に乗車して湯めぐりを楽しみました。
どこの温泉も特徴的で面白かったですが、個人的には「妙乃湯」は川沿いの露天風呂で気に入りました。内湯も木材がふんだんに使われていて雰囲気が良かったです。
巡回バスの湯めぐり号はそれほど本数は多くないので、どの日にどの温泉を回るかは計画を練っておくとよいです。なお、冬期は雪のために道が封鎖され、黒湯温泉には行くことができませんでした。こちらはまたチャレンジしたいです。
歴史ある「鶴の湯」に宿泊
今回宿泊したのは乳頭温泉郷でも最も歴史のある旅館「鶴の湯」。なんと1688年頃から経営している記録が残っているそうです。
鶴の湯の特徴は茅葺き屋根の建物で、昼も夜も美しい姿でした。
鶴の湯には宿泊できるところがいくつかあり、かなり歴史のある「本陣」、最も新しい「新本陣」・「東本陣」、広々とした「一号館」、そしてこじんまりとした「二号館」・「三号館」があります。このうち本陣と二号館・三号館の宿泊者は本陣の囲炉裏のある部屋で夕食と朝食をいただきます。
夕食は山の幸が中心。地酒や秘湯ビールを飲みながら味わっていたら、満腹になりました。
大露天風呂は壮観
乳頭温泉郷を代表する温泉が、鶴の湯の混浴露天風呂です。
鶴の湯には泉質が異なる4つのお風呂があるのですが、このうちの1つがこの大きな露天風呂です。乳頭温泉の共通した特徴である白く濁ったお湯で、この写真の奥の方の地面から温泉が湧いています。僕が夕方に入浴したときは宿泊客で賑わっていて、外国人の方も多く入浴されていました。ツアーの下見で来たというブラジル人の方は日本酒を持ち込んで飲んでいました。温泉自体がかなり濁っているので、女性の方も抵抗なく入浴されていました。
ただ、脱衣所から温泉までは非常に短い距離でがありますが裸足で移動する必要があり、当然雪が積もっていますから足の裏が凍りそうなくらい冷たくなりました(笑)。また、温泉の湧いている場所の近くは温かいですが少し離れると結構ぬるくなっていて、入浴している人は一箇所に集まっていました。
なお、鶴の湯にある他の3つの温泉はすべて内湯で、どこもとても熱かったです。露天風呂に入ると身体が冷えるので、露天のあとに内湯で温まるのが一番でした。
翌朝、もう一度露天風呂に入りに来たときはほかに入浴している方はいませんでしたが、暴風雪が吹き荒れていて入浴するまでが大変でした。
乳頭温泉郷におトクに泊まる
今回利用したのはJR東日本のツアー「びゅう」の新幹線の往復と宿泊がセットになったツアー。CMでもやっている「冬のごほうび」というものです。往復限定列車の利用という制約はあるものの、一泊二食と新幹線の往復コミコミで¥23,300とかなりお得感がありました。また、なぜか夕食の品数も少し増えていたようでした。
JR東日本が「地・温泉」と称し、35の温泉宿と提携してツアーを販売していて、鶴の湯を始めとして結構有名なところでもお得に宿泊できるツアーがあるのでチェックしてみるとよいと思います。