ニュージーランド周遊の旅⑦:景勝道路をぐるっとドライブ
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サザン・シーニックルート
ダニーディンから、ニュージーランド屈指の景勝道路、サザン・シーニックルートが始まります。ダニーディンから南下して海岸線沿いに走った後、ミルフォード・サウンドの入り口であるテ・アナウを経由して、リゾート地クイーンズタウンに至る610kmの道のりです。なお、途中は舗装されていない部分もあります。
交通の便があまり良くないため日本語の記事があまりなく事前の調査が大変でしたが、レンタカーで廻ってみました。
絶景の灯台からペンギンを探せ!
まず向かったのはKaka Pointという灯台。切り立った岩場の上にある灯台で、ここから見る海はまさに絶景です。
やや曇ってしまっていましたが、ぽつぽつと岩が海から飛び出ているのは面白いですね。灯台に向かう歩道の眼下には岩場があるのですが、そこにはアシカが何頭も海から上がってきていました。運が良ければペンギンも見れるとか…。
森のなかの滝で涼む
サザン・シーニックルート沿いにはいくつも滝があって、それぞれに10分~60分の遊歩道が整備されています。まず向かったのはプラカウヌイの滝。駐車場から10分ほど森の中の散策路を歩くと滝に到着します。
ここはサザン・シーニックルートの中でも美しいといわれている滝で、たしかにその通り、水の流れ方が非常に綺麗でした。
プラカウヌイの滝から20分ほど走るとマタイの滝があります。
こちらは幅が狭く勢いのある滝でした。こちらは苔が綺麗です。
最南端の海でイルカを探す
しばらく車を走らせ、南島の最南端にほど近いCurio Bayという湾に向かいました。ここはイルカが生息していることで知られています。
Curio Bayにはキャンプ場があり、そこが展望台も兼ねているといった感じです。キャンプ場の駐車場に車を停めて歩いていきます。遊歩道は海に突き出た半島のようなところにあるので両側に海が見えるのですが、その地形は非常に対照的です。
Curio Bayのほうは砂浜になっていて、イルカが生息しているのはこちら側のようです。一方で反対側は鬼の洗濯板のように、岩石が海水で侵食された地形が広がっています。
で、肝心のイルカはというと、見つかりませんでした。時間帯や天気などにも左右されるようなので、イルカ目当てというよりは景色を見るためと思っていったほうがよいでしょう。
ミルフォードサウンドの入り口へ
Curio Bayからは宿泊先のテ・アナウまで車を飛ばしました。なんだかんだでこの日は移動距離が500kmくらいあって大変でした。とここで、サザン・シーニックルート沿いの重要なポイントに行きそびれてしまったことを告白しなければなりません。よくニュージーランドの観光パンフレットの写真にも使われている、Cathedral Caveです。
海によって岩が削られた洞窟で、干潮のときにしか行くことができません。僕が行ったときはどうしても時間が合わず、その後も移動が長かったため断念せざるを得ませんでした。せっかくサザン・シーニックルートに行くのであれば、その日の干潮時間を調べてプランニングしておくのがよいでしょう。干潮前後の時間以外には駐車場にすら入れませんでした。
それはさておき、サザン・シーニックルート沿いにはニュージーランド名物の羊がたくさんいます。でも、写真を撮ろうとするとみんな反対側を向いてしまうので顔を向けた写真を撮るのが難しいです。
翌日はミルフォードサウンドのに行く予定だったので、テ・アナウでは「Fiordland National Park Lodge」に宿泊しました。モーテルのような感じですが、残念ながら設備的にはあまり整っていませんでした。国立公園の中にあるのでやや仕方ないという感じでしょうか…。
翌日はいよいよ南島のハイライト、ミルフォードサウンドに向かいました!(続く)