ニュージーランド周遊の旅④:クライストチャーチでぶらり観光
地震のあと,クライストチャーチ市内の見どころは?
クライストチャーチといえば,2011年に地震によって大きな被害が出た都市として記憶に新しく,市内の見どころがどうなっているのかというのは気になるところだった。実際のところ,2018年現在も完全な復興にはほど遠く,市内のあちこちで建設中の建物が見受けられた。崩壊した大聖堂もまだ残されたままだった(一部はこのまま残すそう)。
地震で崩壊した大聖堂に代わって,カードボードカセドラルが仮設聖堂として設けられている。日本人建築家の坂茂氏の設計だそう。
市内の公園として有名なのがハグレー公園で,広大な敷地の中には植物園やレストランなども入る。この中を流れる川でボートに乗って景色を眺めるのが定番で,気持ちよさそうだった。川沿いにはさまざまな鳥が集まっていて,見ていて飽きることがない。芝生の上で読書をしたり昼寝している人もいた。
クライストチャーチ市内には小さなパターゴルフ場や,アスレチックのある公園もあり,それぞれ1時間程度は楽しめるといった感じだった。
建設中の商業施設がまだオープンしていないため,中心部ではあまり食事できるところも多くなく,レストランを探すのにやや手間取った。あらかじめ目星をつけていったほうがよいと思う。今回は大聖堂近くで見つけたインド料理店「Mumbaiwala」に行くことにした。安くはなかったが,本格的なインド料理と美味しいビールを楽しめた。
レンタカーとの相性のよい,モーテルに宿泊
ニュージーランドには,日本には見かけない「モーテル」とよばれる宿泊施設がかなり多く存在する。素泊まりが基本で,「部屋+駐車場」を利用することができる。駐車場は部屋のすぐ近くにあるので荷物の運搬は苦にならないし,駐車場代を気にすることもないため,レンタカーでの旅にはぴったりである。
ホテルよりも安価である一方で,ホステルのように部屋が共用でなく個室であるという特徴から,とても人気がある。ニュージーランドには各都市にホステルがあり,選択肢の幅も広い。部屋の中に冷蔵庫は必ずあるし,キッチンがついている場合もある。ホテルほどのサービスは必要ないので経済的に宿泊したいという場合は向いているだろう。
クライストチャーチでは「Admiral Motel」に宿泊。バスタブ・シャワー付きの洗面所と,2つの寝室,広々としたリビング,キッチンがある。これで一泊$200(¥15,000)で,全然悪くない。
朝食は贅沢にカフェで
モーテルには朝食がついていないことが多く,スーパーなどであらかじめ買っておくか,食べに行くことになる。クライストチャーチでは贅沢にも近くのカフェに行くことにした。Admiral Motelから徒歩2分ほどのところに,「Affogato Cafe」というカフェがある。朝7時から営業しているので朝早くても大丈夫だ。通りに面した明るい店内で,朝の日差しが気持ちよい。ブルーベリーパンケーキを注文した(ジャムがとても美味しかった!)。
これにてクライストチャーチ観光は終了。郊外には「南極体験」ができる国際南極センターや,キウイを観察できるウィローバンク野生動物公園などがあり,そちらを訪れてもよいだろう。下に今回訪れた場所の地図を載せておく。
次の記事ではクライストチャーチからいったん北上し,有名なハンマースプリングスへと向かう。