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ニュージーランド周遊の旅③:NZで車を借りるには?

前の記事へ:ニュージーランド周遊の旅②:オークランド

南島周遊はレンタカーが便利!

南島は北島に比べて見どころが多く,しかも各地に点在している。観光で周遊する場合は,本数が少なく時間に縛られがちなバスに比べ,自分で好きな時間に出発・到着でき,自由に立ち寄れるレンタカーが便利だ。

 

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大自然に囲まれながらのドライブは最高だ

海外で車を運転するのは不安なものではあるが,ニュージーランドで運転することの障壁はそれほど高くない。その理由として,

  • 日本と同じく左側通行であること
  • 道幅が十分広いこと
  • 歩行者がほとんどいないこと

が挙げられる。ニュージーランドの都市間を結ぶ道路はほとんどが制限速度100km/hで,直線と緩やかなカーブになっている。建物も少ないため交差点での見通しもよく,安心して運転ができる。

 

もちろん南島には山がちなところもあり,その中を走る道路は必然的にカーブが多くなるが,日本のいろは坂のような急勾配・急カーブのようなところはないし,制限速度を遵守してさえいれば危険な目に遭うことはまずない。ニュージーランドの道路にはカーブ毎に細かく制限速度の標示があるため,それを目安に減速すればスムースに曲がることができる。

www.backpackerguide.nz

日本にはない点には注意!

ただし,日本とは多少なりとも異なる点はあるので注意が必要だ。まず,ニュージーランドで自動車を運転するためには国際運転免許証が必要となる。有効期間は取得日から1年間で,運転免許センター等で取得することができる。

 

道路事情の面では,以下の点に気をつけたい。

  • スピードの出しすぎに注意
  • 給油はこまめに行う
  • ラウンドアバウトのルールを知る
  • 行き違いの標識がある
  • 道路上に動物の死体があっても驚かない

上で述べたようにニュージーランドの郊外の道路は制限速度が100km/hで,市内では50km/hが標準的である。はじめて現地で運転すると,中央分離帯もない片側一車線の道路を時速100km/hで走るのは怖いのだが,すぐにその速度感には慣れてきてもっとスピードを出したくなってくる。ところが,ニュージーランドではスピード違反の取り締まりが厳しく,あちこちにスピードメーターがあるほか,取り締まっている警官が乗っているとみられる車両が停まっていることがある。現地で切符を切られないように,速度はほどほどにしておくのがよいだろう。

 

また,都市間は200km以上離れていてかつ途中に給油所がないこともあるので,こまめに給油しておくことも大切だ。実際,今回の旅行ではテ・アナウからミルフォードサウンドまで向かう際に給油をせずに出発してしまった結果,途中坂が多いこともあって「帰りのガソリンがない」という事態になってしまった(幸運なことにミルフォードサウンドの駐車場に給油場があって事なきを得たが…)。

 

あとは,ラウンドアバウトや行き違いなどのルールを知っておけばよいが,これに関してはニュージーランド航空であれば機内エンターテイメントの中に日本語での解説があるので,行きの飛行機の中で読んでおけば十分だろう。

 

道路上にたまに小動物の死体があるのは…さすがニュージーランドというところか。 

どこで借りるか?

車を借りることが決まれば,あとは「どの会社でレンタルするか」ということになる。選択肢は大きく2つある。

  • 「大手」:Avis,Budget,Hertz,Europcarなど
  • 「格安」:Ace Rental Cars,GO Rentalsなど

大手と格安の違いはというと,サービス面と車両面の両方にある。大手の会社は空港内にデスクを持っていて,飛行機で到着するやいなやそのデスクに行けば,どんなに英語ができなくてもレンタカーの手続きが滞りなく行える。また車両も新しく,よく整備されている。

 

一方で格安の会社は,空港内にデスクがないためまず自分でレンタカーの事務所までの送迎車を電話で呼ぶ必要がある(もちろん英語)。また車両もやや使い古された感が否めない。

 

日本でいえばトヨタレンタカーとニコニコレンタカーの差と考えればよいだろうか。ただし,格安の会社であっても日本車が多いのでその点では安心である。

 

今回の旅行は期間が比較的長かったのもあり,格安のAce Rental Carsを利用してみることにした。

www.acerentalcars.co.nz

実際に借りてみた話

今回はクライストチャーチ空港発着の,10日間のレンタル。車種はコンパクト(マツダデミオ)で,フルカバーの保険とカーナビをつけて$802(6万円強)となった。

 

追加した保険が半分近くを占めているのだが,海外の運転で保険無しはさすがに不安なので仕方なし。保険を外せばもっと安くなる。

 

苦労したのは,クライストチャーチ空港に到着後,空港近くの支店へ送迎車で到達するまでだった。日本から予約していったのだが,予約完了と同時に車のピックアップとドロップオフに関する情報が送られてくる。しかし,結論から言えばその情報が間違っていて,送迎車の来る場所が変更になっていた(ここらへんが格安ということか)。空港に着いたら,以下のような手順を踏む。

  • レンタカー会社に,空港に設置してある電話で電話をかける(無料)
  • 下の地図の赤い星印の場所に行く
  • 各会社の送迎車に乗る

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送迎車が来る場所は赤い星印のところ

送られてきたメールに記載してあった場所と実際の送迎場所が違っていたので,かなり混乱した。空港の電話は音質が悪く,正直英語で何を言われているのか聞き取るのが難しかった。

 

送迎さえクリアすればあとは実際に車を借りるだけ。ここは日本のレンタカーとほとんど変わらないので迷うことはない。格安系ということもあってやや年季は入っていたが,10日間乗るぶんにはまったく気にならなかった。

 

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広大な自然の中をドライブするのは爽快だ

ここから,ニュージーランドでのレンタカーの旅がスタートした。次の記事ではクライストチャーチ市内を見る。

nexusuica.hatenablog.jp